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2017.10.02

事例

小型テープ研磨ユニットの開発

テープ研磨ユニットとは、フィルム研磨テープをバックアップローラーで被研磨物に押し当て、振動によって研磨する方式の研磨装置です。フィルム研磨テープは磨耗や目詰まりする前に準じ送り出されていきますので、常に一定の研磨力と仕上りが得られます。用途としては、主に自動車部品の各シャフト研磨、印刷・複写機用ロールの研磨、OA機器部品の研磨、精密シャフトの研磨、その他各種金属素材、ゴム、樹脂素材の研磨が上げられます。 特に自動車部品の精密研磨工程は燃費向上に欠かせない要素となっており、多くのカーメーカーで採用されています。
従来これらの研磨には、砥石が多く使用されていました。しかし砥石の場合は、目詰まり時の交換のタイミングや、磨耗時のドレッシングに手間がかかること、またそのタイミングを誤ると仕上り精度にムラができてしまう等の問題がありました。
弊社のテープ研磨ユニットKFDシリーズの特長としましては、
①軽量・コンパクト設計になっており、既存の旋盤に載せて稼動させることができること。
②PLC制御を採用していること。
③研磨物の材質に応じて、コンタクトローラー、研磨テープの選定ができ、被研磨物の面粗度管理が容易なこと。
④乾式・湿式研磨が選択できること。
⑤ソフトな押し圧・位置固定研磨が可能なこと。
⑥研磨テープの取替えも簡単に楽にできること。
などがあげられます。
また、近年、多くのユーザー様からのご要望により、小型テープ研磨ユニット-『KFD-20シリーズ』を開発いたしました。
寸法W140 X D401 X H163、重量8kg(従来の約1/5)と小型・軽量のため、小型旋盤でも使用できることや、20mm幅の研磨テープが使用できるので、狭い範囲のテープ研磨が可能な点が特長で、年々需要が伸びています。

 

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